信用というのは、結局債権回収(債務整理)の見込みのことであり、相手の
客観的な要素である支払能力と、主観的な要素である支払意思の二つが
総合されて、債権の回収(債務整理)の予測が行われる。
また、この二つの要素は変動しやすいものである。
ということは相手の信用、言葉を換えれば、債権の回収の見込みは動的
であり、見込みに合わせて対策も変化させなければならない。
この変化を忘れて硬直した態度に出ることは上策とは言い難い。
事態に応じた手を打っていくことが債権回収(債務整理)のテクニックとなる
のである。
この支払能力の方は客観的な事実が主たる要素であるから、これをどの
ように正しく観測、または発見するかという情報収集が主になり、次に初め
てその能力をどのように維持していくかという対策の問題となる。
ところが支払意思の方は相手の気持ちの問題である。
だから利害関係やその他の圧力により、どのようにしてそのような気持ち
を抱かせるかという、こちら側の対策、手段の選択が第一ということになる。
ところが、その手段をとるためには、やはり材料というものが必要だ。
そして、その材料を発見するための情報活動が必要になる。
